『ずいとん先生と化けの玉』 |
那須 正幹 |
トン、トン、トン……。秋の夜、お医者のずいとん先生の家の戸をたたくものがいる。のぞくと、わかい女がたっていた。この女、じつは……。
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『お米は生きている』 |
富山和子 |
いま日本は外国からお米を輸入するようになり、水田がつぶされ、農業をする人がどんどんへっています。私たちにとって、お米とは何なのか、をみんなで考える本。人気の【生きている】シリーズです。
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『次郎物語・上』 |
下村湖人 |
乳母のお浜の愛につつまれて、のびのびと育った次郎は、5才のある日生家にもどされた。が、口やかましい母になじめず、他の兄弟と分けへだてする母をにくんだ。悩みながら成長する次郎の姿を描いた不朽の名作。
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『次郎物語・下』 |
下村湖人 |
大好きなお浜と別れて、一年ほど後おじいさんが死に、生家は没落。一家は町へ引っこして、次郎だけが母の実家へ残った。少年期の次郎の成長をみごとに描いた、読みのがせない名作。
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『海で見つけたこと』 |
八束澄子 |
とうさんとも、親友の恵理とも、愛犬リンリンとも、離ればなれの夏休み。不安とさびしさをいだくなつきをどんな日々が待っているのか?
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『半パン・デイズ』 |
重松清 |
東京から、父のふるさと瀬戸内の小さな町に引越してきたヒロシ。慣れない方言、小学校の嫌な奴、気になる女の子、大切な人との別れ。みどりの日々をいきいきと描く、みんなの自叙伝。
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『きよしこ』 |
重松 清 |
少年はひとりぼっちだった。思ったことをなんでも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたから…。きよしこに会いたかった。
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『白い手』 |
椎名誠 |
親分格のヒロミツ。括約筋の働きが悪い松井。コロッケ屋の息子・神田パッチン。そして思い出しても“しん”とした気持ちになる<白い手>の女の子。シーナとその仲間たちがくりひろげる冒険と試練と友情の物語。
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『手と目と声と』 |
灰谷健次郎 |
沖縄を旅する少女の心情を細やかに綴った「手」。インドネシアで出会った子どもたちの瞳が印象的な「目」。障害を持つ子どもたちの内に秘めた世界を生き生きと描き出す「声」。宝石のような四編の小品。
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『雪国』 |
川端康成 |
親譲りの財産で、無為徒食の生活をしている島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会う。島村はいいなずけの療養費を作るために芸者になったという駒子にひかれていく・・・
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